高山市は、2019年度予算要求概要を公表した。それによると19年度予算への一般会計の要求額は483億5730万円。18年度当初対比で7・2%の伸びとなる。下水道事業などの特別会計は253億5747万円(前年度当初比1・9%減)となり、水道事業の企業会計は36億7699万円(同1・4%増)となっている。
部局別にまとめた主要ポイントを見ると、建設部では、道路新設改良や除雪対策、市営駐車場整備事業費の増で28億0650万円(前年度比9・7%増)を要求する。また、教育委員会では、小中学校大規模改修事業費の増などで、27億7950万円(同47%増)を要求している。
各部局の一般会計の要求額と前年度当初からの増減率、主な建設事業などは次の通り(@要求額A前年度対比)。
〈企画部〉@4億5999万A9・06%増
▽若者等活動拠点施設(仮称)の改修整備―2億0700万
〈財務部〉@51億2696万A2・67%減
▽庁舎維持管理他―5億6848万▽不要建築物の解体他―6876万
〈市民活動部〉@12億1767万A0・03%増
▽生涯学習施設の整備と維持管理他―4億7666万▽スポーツ施設の整備と維持管理―2億5557万▽高地トレーニングエリア施設の整備と維持管理他―4億1010万
〈市民保健部〉@18億1507万A4・08%増
▽火葬場の設備改修と維持管理―4883万▽新火葬場建設検討委員会の運営―398万
〈環境政策部〉@15億7804万A40・33%増
▽長期修繕計画に基づくごみ焼却施設の保守点検と修繕他―13億9021万
〈農政部〉@18億9935万A3・34%増
▽農道、農業用施設の整備・県営土地改良事業の推進―2億0010万
〈商工観光部〉@25億9382万A8・93%増
▽人道橋周辺のにぎわい創出に係る整備他―1億4627万▽温泉施設、キャンプ場、スキー場などの運営と施設整備―4億7166万
〈建設部〉@28億0650万A9・66%増
▽松之木千島線整備―7916万▽千島線、千島松本線、上切中切2号線他―4億5818万▽宮川人道橋整備―1億2800万▽道路修繕、側溝修繕、舗装修繕、橋梁修繕―6億5250万▽歩車道除雪委託・消融雪側溝整備他―7億5778万▽長寿命化修繕計画に基づく橋梁長寿命化修繕(鶴ノ巣橋、日和橋、谷戸橋他)―1億2930万
〈都市政策部〉@11億6249万A8・42%減
▽都市基本計画策定経費―1140万▽バス待合所の整備他―4億2833万▽景観まちづくり刷新事業他―1億8470万
〈水道部〉一般会計@2億2965万A5・99%増、下水道事業特別会計@31億8876万A16・94%減、農業集落排水事業特別会計@6億8508万A12・59%増、水道事業会計@34億6719万A1・47%増
▽施設の耐震化、遠方監視装置ほか―33億5518万▽基幹管路の耐震化・老朽管の敷設替・道路改良と下水道に伴う敷設替―7億9025万▽配水施設中部縦貫道関連(上野)、未給水地区の解消―7227万▽宮川終末処理場沈砂設備の長寿命化・マンホールぶたの更新―2億2338万▽管渠敷設工事(国府町三川地区、奥飛騨温泉郷中尾地区)・下水処理施設の長寿命化(平湯地区他)―3億6987万▽農業集落排水処理施設長寿命化―5145万
〈教育委員会〉@27億9507万A47・06%増
▽学校施設の長寿命化改修(新宮小、丹生川中学校校舎)他―11億4919万
〈消防本部〉@9億2535万A48・40%増
▽消防団車庫の更新、解体、改修・消防署施設の修繕―8706万▽耐震性貯水槽整備他―6532万
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建通新聞社