建設新聞社
2018/12/13
【東北・山形】光の湊が酒田駅前再開発事業の建築を公告
山形県酒田市と西松建設が出資する光の湊は、酒田駅前再開発事業に伴う施設建築物等新築工事を公告した。内容は設備込みの一括で、予定価格は80億4815万7000円。
参加資格は、酒田市「建築一式工事」の入札参加資格を有する3社で自主結成するJV。代表者は、経審における建築一式の総合評価値が1600点以上で、過去10年以内に市街地再開発事業新築工事(10階建て以上、延べ2万平方b以上の複合施設)の実績を有すること。構成員は酒田市の建築一式でA等級に格付けされていることなど。
参加申請書は、公益社団法人全国市街地再開発協会のホームページからダウンロードでき、同協会宛に20日(必着)まで郵送すること。2019年1月18日10時に酒田市役所で入札する。
この事業は、酒田市幸町1ほか地内の旧ジャスコ跡地と隣接街区を含めた約1・4fを事業地として、敷地をA〜Cの三つに分けて各施設整備を行い、施設間のスペースは広場やバスベイとして活用する。
A敷地には、S造8階建て、延べ1万1364・88平方b規模の施設を建設する。内部は、1階から3階をライブラリーセンター、観光情報センターなどの公共施設、3階〜8階にホテルを配置するほか、レストランや市民が集うバンケットなどを配置する考え。
B敷地は、駐車台数262台の立体駐車場を整備し、1階の広場に面してバス待合所、コンビニなどの商業施設を設ける。施設規模はS造5階建て、延べ約7443・89平方b。
C敷地には、RC造10階建て、延べ約5138・19平方b規模、57戸の集合住宅を建設する。外観デザインとして、住戸間の壁やバルコニー床をシャープに強調したデザインとすることで、住宅の立面をスタイリッシュに仕上げる意向だ。
入札後に速やかに契約手続きを進め、19年1月中にも着工する見通しだ。工期は22年3月31日まで。設計はアール・アイ・エーが担当した。
提供:建設新聞社