富山県土木部道路課は、富山市藤木地内「主要地方道富山立山公園線道路総合交付金藤木高架橋上部工工事」を、来週以降に条件付き一般競争入札で公告する。
常願寺川に架かる富立大橋は、05年3月に暫定2車線で供用。沿線で大型商業施設の出店が相次ぎ、交通量が増加し、朝夕の渋滞が発生している。富山市藤木〜立山町利田を結ぶ大橋と高架橋の900メートル区間を4車線化し、地域全体の交通円滑化を図る。幅員23メートル。総事業費は約28億円。
左岸取付部にある藤木高架橋は、PC4径間連続中空床版橋112メートル。工期は約15カ月間。9月補正予算に債務負担行為4億2000万円を設定した。17年度に橋脚3基の整備を終えた。
利田高架橋(PC5径間連続中空床版橋135メートル)では上部工工事が進められ、19年3月末の完成を予定している。富立大橋(鋼4+7径間連続非合成鈑桁橋509メートル)については、高架橋工事の進捗状況を見ながら、霞堤部分の未施工となっている下部工3基(流水部6基完成済)、上部工に着手していく。
設計は、富立大橋・利田高架橋=大日本コンサルタント、藤木高架橋=ニュージェックが担当。