石川県は、国土交通省に対して、国道159号金沢東部環状道路において施工中の神谷内町(神谷内IC)〜月浦町(金沢森本IC)間の4車線化を促進するよう19年度国家予算編成重点事業として働き掛けている。
トンネル(月浦トンネル)区間が半分以上を占める神谷内〜金沢森本IC間1・8キロは、暫定2車線(1期線)が供用済みで、北陸地方整備局では現在、1期線の海側において2期線のトンネル工事(延長1020メートル)を大林組により進めている。工期は21年1月15日までとなっており、19年度もトンネル工事が中心となる見通しだ。
国道159号金沢東部環状道路9・4キロ(金沢市今町〜鈴見台間)の4車線化を巡っては、12年12月に供用した鈴見台〜東長江間2・4キロに引き続き、神谷内〜東長江間1・8キロが17年12月に供用開始。施工中の神谷内〜金沢森本IC間にめどがつけば、森本トンネルを含めた金沢森本IC〜梅田町間2・1キロの事業化が焦点となる。