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　東京都建設局は、共同溝の効率的・効果的な維持管理の実施に向けた管理計画を立案する。これに先立ち事前検討を行うため、業務委託に伴う希望制指名競争入札手続きを開始した。12月17日まで希望申請を受け付け、２０１９年１月17日に開札して委託先を決める。
　都では共同溝についても定期的な点検を実施し、躯体や盛土の状況、周辺の地盤や排水などの状況を確認して必要な補修などを行っている。今後、施設の老朽化などが進む中で、大規模な改修や更新が必要になる前に適切な点検と補修を実施し、安全でより長く施設を使い続けられるよう、管理計画をまとめる。
　これに先立ち着手する今回の検討業務では、これまでの定期点検結果などを基に、躯体のひび割れや漏水、移動沈下、浮き・剥離・鉄筋露出、周辺の地盤の亀裂・陥没・沈下など、健全度や損傷の種類ごとに分類を行い、これまでの管理状況を整理する。これを踏まえ、共同溝に求められる安全基準を確認し、確保すべき性能基準を検討するとともに、将来状態を予測する。また、地震など管理に影響を与える可能性があるリスクを設定し、その評価と軽減策も検討する。年度内に成果を取りまとめ、管理計画の作成に反映させる。

提供：建通新聞社