大阪市港湾局は、2018年度の工事発注見通しを更新し、万博会場となる夢洲の土地造成工事3件を追加した。いずれもWTO対象案件で、第4四半期に発注する予定だ。同3件の工事で、会場の一部となる約30fを埋め立てる。会場整備に向けた準備がいよいよスタートする。
追加したのは、夢洲2区土地造成工事第1〜3工区の3件。工事内容は表層混合処理工、敷砂工、盛砂工、PBD工、盛土工一式。対象面積は30fになると見られる。工期は22年3月まで。
市では、夢洲地区の土地造成費として136億1400万円の補正予算案を組んでおり、同工事の発注は補正予算の成立が前提となる。
市は、30fの埋め立てや地盤改良に必要な土砂量は100万立方b規模と見ている。使用土砂については、市からは積極的に指定はせず、工事受注者に調達を任せる考え。工事は19〜21年度で行い、22年度は圧密沈下期間とする予定だ。
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建通新聞社