滋賀県土木交通部は、第79回国民スポーツ大会等の主会場として整備する「県営金亀公園(仮称・彦根総合公園)」と、その南側に位置する「市営金亀公園」を結ぶ『連絡橋』の建設を計画している。所管の同部都市計画課では、近く具体化のための予備設計及び地質調査に着手、来年度に詳細設計を行う考え。着工時期については、流動的だが早ければ詳細設計完了後の来年度後半の可能性もありそうだ。
第79回国民スポーツ大会開催に伴う施設整備として、滋賀県ではその中心施設となる、「仮称・彦根総合運動公園第1種陸上競技場」を来年10月頃の着工を目指して準備中で、今回の連絡橋はこの「仮称・彦根総合運動公園第1種陸上競技場」のスタンド部分と南側の市営金亀公園を直接つなぐものとなる。
連絡橋の延長は87b、総幅員は8b(有効幅員6b)。下部は橋台2基と橋脚1基で構成。上部は2径間でPC又はメタルのどちらを採用するかは予備設計の中で決定する。架設場所は、幅員2bで整備されている既存横断歩道橋の近くで、下を通る県道彦根港彦根停車場線に橋脚を設け、県道彦根港彦根停車場線と並行する旧港湾部には橋脚を設けず、2スパンで新しい連絡橋を完成させる。また、新しい連絡橋が完成後には既存の横断歩道橋は解体撤去する。
予備設計の担当コンサルタントはきょう(12月13日)入札予定で、業務期間は19年3月22日まで。また予備設計に先立ち6日に行われたボーリング調査の担当コンサルタントはサンセイに決定している。
なお、「仮称・彦根総合運動公園第1種陸上競技場」については、来年度上期に建築工事の一般競争入札を公告し、落札者決定後に9月県議会での承認を経て契約締結し、10月ごろ着工の予定。規模はRC一部S造5階建(バックスタンドは2階建、最高の高さは24b程度)、延2万1500平方b。メインスタンドの席数は7000席程度で、合計1万5000人を収容。
提供:滋賀産業新聞