クラブハウスや寮など、投資額10億の見込みファンやサポーターが1日中過ごせる施設 V・ファーレン長崎の親会社である潟Wャパネットホールディングス(田旭人代表取締役社長)は、クラブの一層の強化を図ることを目的に、環境改革に取り組む方針を示した。2020年にグラウンド5・5面やクラブハウス、寮、トレーニングルームを備えた施設の完成を計画。ほかショップやカフェも併設する予定だ。ハコモノはジャパネット側が建設。練習拠点となるグラウンドの貸し出しや整備は、自治体に協力を求める。
サッカー場整備など
協力する自治体公募
この計画に伴い同社は、練習拠点用地約10fの無償貸し出しとサッカーコート整備に協力する県内自治体の公募を始めた。外部機関を通じ12月21日まで1次募集を受け付ける。その後、関心表明書を提出した自治体に2次募集要領を配布。19年2月8日に2次募集を締め切り。19年2月下旬に優先交渉先を内定し、3月下旬に基本協定を締結することとしている。
新たな拠点ではグラウンド5・5面(天然芝3面・人工芝2面・インドアハーフコート1面)を計画。クラブハウス、寮、トレーニングルームを備えた施設のほか、ショップやカフェ、トップ選手との交流の場となる食堂も設ける予定で、ジャパネットは10億円の投資を見込んでいる。
ジャパネット側はトップチームの選手と育成世代の選手が同一の環境で練習。ファンやサポーターが1日中過ごせる施設としたい考えだ。強化・育成する世界レベルの環境を整えて、自治体や地域と一緒に、V・ファーレン長崎をアジアNo・1のクラブにする基盤をつくっていくことを目指している。