京都市上下水道局は10日、30年度第3回京都市上下水道事業経営審議委員会(委員長・水谷文俊神戸大学大学院経営学研究科教授)を開き、30年度計画の上半期進捗状況、南部拠点整備事業の基本計画、31年度当初予算編成などについて報告した。
上半期進捗状況の主なものをみると、水質監視装置更新・増設計画は「山間地域を含めた設置場所を検討」、高機能な粉末活性炭注入設備設置工事は「設備設置工事に係る基本設計の発注に向けて委託の内容等を検討」、新山科浄水場導水トンネル築造工事は「7月下旬に着工し、立坑掘削の準備工(土質調査等)を実施中」、松ケ崎浄水場高区1・2号配水池改良工事は「6月に着工し、付帯工(仮桟橋の設置等)を実施中。現地調査の結果、配水池の流出管につながる既設バイパス管φ900o内のサビ等が判明し、追加の先行工事が必要となったことから、工事工程の一部見直しを実施」、新山科浄水場高区4号配水池耐震化工事は「9月に着工し、付帯工(進入路整備、換気塔撤去等)を実施中」、新山科浄水場高区2号配水池耐震化工事の実施設計は「6月に実施設計を完了」、松ケ崎浄水場中央監視制御設備更新は「更新に係る実施設計中」、最高区吉田連絡幹線配水管布設工事は「(その13)工事を7月に契約」、低区御池連絡幹線配水管布設工事は「(その3)工事を実施中。(その4)工事を7月に契約」、高区花園連絡幹線配水管布設工事は「(その3)、(その4)、(その5)工事を実施中」、石田水環境保全センター自家発電設備改築工事は「発電設備1台の据付けを実施し、残り1台を据付け中」、津知橋幹線等は「津知橋幹線工事を実施中。津知橋北幹線工事の設計中」、南部拠点整備事業は「基本計画を策定」、伏見第3導水きょ工事は「工事実施中」、水道スマートメーターの導入は「局内の水道スマートメータープロジェクト会議を開催し、試験的導入に向けた方針を策定」、琵琶湖疏水記念館リニューアルに向けた詳細設計・工事は「プロポーザルにより受託候補者を選定。受託者と展示内容に係る調整を実施中」、新山科浄水場高区送水ポンプ設備更新工事は「更新工事実施」、池田ポンプ場沈砂池設備更新工事は「沈砂池設備水路を据付け中」、鳥羽水環境保全センター下水汚泥固形燃料化事業は「基本協定書、基本契約を締結。下水汚泥固形燃料化施設の設計を実施中」、優先順位を踏まえた建設事業計画の作成・実施は「水道事業・公共下水道事業の建設・改築更新事業計画を策定。計画に基づき、改築更新・耐震化の取組を実施」、庁舎の長期修繕計画に係る調査は「長期修繕計画策定業務受注業者を決定」、南北拠点整備に伴う空き施設の全庁的な活用方法の検討は「元北部給水工事課、元きた下水道管路管理センターの解体撤去工事の設計を実施中」、保有資産の有効活用の検討及び売却・貸付の推進は「山科区役所東側用地を売却。元伏見営業所跡地の貸付を実施」などとなっている。
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