北海道建設新聞社
2018/12/11
【北海道】後志道余市―小樽間が開通 観光、経済の活性化に期待
東日本高速道路北海道支社が整備していた後志自動車道の余市IC―小樽JCT間23・3`が、8日午後3時に開通した。開通に先立ち、関係者らで式典や通り初めを開催し、所要時間短縮による観光や経済の活性化に期待を寄せた。
後志自動車道は、道央道小樽JCTから倶知安町に至る62・4`を計画延長とする自動車専用道。このうち、余市IC―小樽JCT間23・3`を東日本高速道路、余市―倶知安間の39・1`を小樽開建が所管している。
余市町中央公民館で開かれた開通式には250人が出席。東日本高速道路の小畠徹社長は「観光や地域経済の発展に寄与し、地域に愛され、活用される道路となるよう、社を挙げて努力したい」とあいさつ。
来賓の高橋はるみ知事は「今回の開通で北海道の観光振興が一歩前に進む」と期待。中村裕之、佐藤英道、本多平直の衆院議員3人が祝辞を寄せ、石井啓一国土交通相のメッセージが読み上げられた後、関係者が地元小学生らと一緒にテープカットして、無事開通を喜び合った。
その後、余市本線料金所付近に移動して通り初めを実施。関係車両が次々と小樽塩谷ICに向かって走り出した。