前田薬品工業(富山市向新庄町、前田大介社長)は6日、美容と健康のビレッジ「Healthian―wood(ヘルジアン・ウッド)」の事業発表会を、富山市の富山電気ビルで開いた。
立山町日中上野地内の町総合運動公園東側で計画し、ハーブなど天然・自然素材にこだわったモノ、コトを提供。第1期では、▽アロマ工房・ショップ▽地元産食材の料理を提供するレストラン(約60人収容)▽多目的イベントスペース―の3棟約1000平方メートル、ハーブガーデンを整備する。19年5月の開業を予定している。関連会社のGEN風景が施工、運営を担う。第2期では、約600平方メートルのヴィラ4棟とスパ&リラクゼーション施設を設ける。総事業費は約8〜10億円。敷地面積約4万平方メートル。
前田社長は「世界中の人々の健康と美を支える村をつくり、豊かさや多幸感を表現していく。ハーブによってよみがえることを一つのテーマとし、20年後には子どもや若者、次世代が集まる場所にしていきたい」と表明。設計を担当する隈研吾建築都市設計事務所の隈研吾主宰は、「田園風景に溶け込む村のような建築群を描き、歩行者を主役とした南北に伸びる動線を軸に、立山連峰の山並みと調和して配置した」と建築コンセプトを説明した。