瑞浪市は、釜戸町地内の道の駅整備で、敷地面積やゾーニングイメージなどを盛り込んだ基本構想案を明らかにした。道の駅本体の面積を約8000平方b、駐車場を約1万4000平方bとする他、周囲に公共施設を集約するエリアとして約3万平方bを設ける。2018年度末までに基本構想をまとめる。
検討委員会が示した基本構想案を見ると、建設計画地は釜戸町地内で、県道65号線と新設する瑞浪恵那道路との交差点付近。施設全体の敷地面積は2万6000平方bで、交差点西側に面積約8000平方bの道の駅と、1万4000平方bの駐車場、約4000平方bの広場を整備する。この周囲は土岐川と佐々良木川が面しており、イベント広場やキャンプ場としての活用も検討している。道の駅本体は大雨などによる河川の氾濫時に倒壊しない位置に配置する。
交差点北側と南側の約3万平方bは、将来的に竜吟幼児園や釜戸コミュニティーセンターなどの公共施設を集約するエリアとした。
道の駅に盛り込む機能については、小売店や飲食店、交流拠点など複数案の中から、農産物直売所、温浴施設、飲食施設の三つの導入可能性を検討した。農地直売所は、市内に同機能を持つ「きなぁた瑞浪」があることなどから導入しないとした。温浴施設は、収益性と施設維持に掛かる費用を考慮した結果、より市民の利益につながる施設が望ましいと判断されたため、慎重に検討する。飲食施設は、道の駅に併設すれば集客が見込めることから、面積が約250平方b(客席104席)程度のレストランならば導入可能とした。
今後の整備予定は、18年度内に基本構想を取りまとめ、20、21年度の2カ年で基本計画を策定する。24、25年度の2年間で設計内容をまとめ、26年に着工する。供用開始は27年度のリニア新幹線の開通に合わせる考え。
基本構想の策定はパシフィックコンサルタンツ岐阜事務所(岐阜市)が担当しており、19年3月までにまとめる。
提供:
建通新聞社