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　２０２５年の大阪万博の開催に向け、年内の設立が見込まれる「日本国際博覧会協会」について、大阪市の吉村洋文市長は、協会の事務局が大阪府咲洲庁舎内に設置されるとの見通しを示した。11月30日に開かれた万博推進連絡会議後に記者団の取材に応じた。
　咲洲庁舎は、地下３階地上52階建て延べ約１万５０００平方�b、高さ２５６�bの超高層建築物。吉村市長は「万博会場となる夢洲が一望でき、すぐ隣で機動的な活動が可能だ。場所としては理想的」と述べた。
　また、万博会場整備に向けた予算について「急速施工で人件費や資材価格の高騰も見て想定の範囲内。適正なコスト管理をして無駄な工事にならないよう密にチェックする」と話した。今後、博覧会協会が練る基本計画に向けては「新しい発想が必要で、若い力を取り入れることが重要。若い人たちの意見を集約できる仕組みを作りたい」と意欲を示した。
提供：建通新聞社