長浜市は、市民まちづくりセンター(公民館施設)整備事業の一環として計画している高月まちづくりセンターの大規模改修工事について、19年度当初予算案に改修工事費を要望しており、工事費の予算化等の諸手続きを経て新年度の早期に工事を発注し、契約議決を得て19年度から20年度にかけて大規模改修工事を進めていく考え。
高月まちづくりセンター(長浜市高月町渡岸寺141―1)は、昭和54年の2月に竣工。RC造2階建、延1927・42平方b規模の館内には、250名収容の大ホールをはじめ、研修室2室や実習室2室、視聴覚室や和室などを配置。
平成27年度に実施した耐震診断では、今年度に大規模改修工事に取り組んでいる虎姫まちづくりセンターとともに、地域における一般施設のみでなく災害時における避難施設としても重要な役割を果たす施設であり、避難施設としての耐震基準を満たしておらず耐震補強の必要性(緊急性)があると判定された。
計画によると、大規模改修工事では、耐震改修および設備機器の改修を含め、内装・外装の大規模改修を予定。屋根や外壁・建具・内装等の建築改修工事とともに、電灯・コンセントや弱電設備・構内通信情報配線設備・通信情報設備等の電気設備工事、空気調和設備や換気設備・給排水衛生設備等の機械設備工事、および植栽(緑化)や雨水排水・舗装等の外構工事を実施。
これら改修工事には、概算で総額3億円の工事費(直接工事費)を見込む。
実施設計は、竹中建築設計事務所(長浜市)が担当し、今年度内の完了を目途に、改修工事に係わる設計業務を進めている。
提供:滋賀産業新聞