7月豪雨により被災を受けた愛媛県内公共土木施設の7回目の災害査定の結果がまとまった(表参照)。査定箇所は8市7町の300カ所、42億3000万円の復旧金額が確定、箇所別の復旧に係る額が決まったことから順次発注作業に入る。今回の査定は2018年第8次査定で11月19日から22日の4日間の日程で行われた。
第8次査定結果300カ所の内訳は、県管理施設が162カ所、決定額28億5900万円。市町管理施設が138カ所、13億7100万円となっている。
施設別では河川が141カ所、21億9400万円。砂防が26カ所、5億2900万円。道路が132カ所、14億6300万円。その他が1カ所、4400万円。
7月豪雨による被災箇所(8月末時点)は、県と市町を合わせ2514カ所に上り、7月豪雨被災を含む18年の第1次から8次査定までの累計は1808件、復旧金額208億2400万円となる。このうち7月豪雨分のみは1750件、197億7700万円となっている。
7月豪雨により被災した箇所の査定は計7回行われ、被災箇所総数のうち約7割で復旧に係る金額を確定する災害査定が終えたことになる他、県では年内には全て査定を終わらせ、早期発注・復旧復興に努める方針。
提供:建通新聞社