トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社四国
2018/12/04

【香川】県警19年度予算要求へ 坂出警察署建て替え

 香川県警察本部は、老朽化し手狭な坂出警察署(坂出市江尻町1204ノ1)を建て替えるため、2019年度当初予算に所要額を要望する。11月定例県議会で十河直議員(自民党)の代表質問に対し、河合信之県警本部長が答弁で新庁舎を建設する考えを表明した。
 坂出警察署=写真=は、県道33号高松善通寺線の南側の敷地約6100平方b内に本館(鉄筋コンクリート造3階建て延べ1456平方b、執務室主体、1964年3月竣工)、分館(鉄筋コンクリート造2階建て延べ756平方b、留置施設他、2002年6月竣工)、付属棟(鉄筋コンクリート造2階建て延べ876平方b、武道場、79年3月竣工)があり、中央部に駐車場がある。
 本館、分館、付属棟ともに耐震改修済みだが、本館の老朽化が進み、執務スペースも鑑識機材やOA機器の増加により手狭であるため、本館のみを建て替える。
 計画によると、新庁舎は現在の規模以上を確保し、まず、本館北側部分を解体後、駐車場機能を同跡地に確保した上で、現在の駐車場スペースに新庁舎を建設する。その後分館にある留置施設と合わせ本館機能を新庁舎に移転する。分館と付属棟はそのまま継続させる考えだ。
 新年度に新庁舎関係予算が確保されれば、19年度に設計、20〜21年度に建設工事を進め22年春の完成を目指す。
 また、敷地の高低差から、台風などによる大雨時には駐車場内への浸水が発生するため、敷地を嵩上げする。
 県警察本部は09年に高松南署、15年に丸亀署を新築。19年3月の完成に向け三豊署を建設している。坂出警察署の建て替えが具体化すると、優先順位から見て今後、琴平警察署が残る。

提供:建通新聞社