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滋賀産業新聞
2018/12/04

【滋賀】彦根市 市庁舎の耐震化整備

 彦根市は、一定の「工事の区切り」をもって一旦中断している市庁舎の耐震補強・増築・改修工事(耐震化整備)について、工事の出来高清算や残工事の適正な予算枠確保などを経て早期に残工事を再開する考えで、時期は未確定ながら今のところ19年度上期には残工事が発注となり、施工業者が決定となる模様。
 市では、具体的な出来高清算に関する合意形成や残工事の追加分に関する適切な予算枠の確保・議会承認などの諸手続きを経て、最短で20年の夏頃までには建設工事を完了する意向を示しており、早ければ今年度内にも「残工事」に係わる追加工事費の予算化を図り、19年度の出来るだけ早い時期に残工事を発注し、工事を再開する考え。
 今のところ20年度内の事業完遂を目指す本庁舎耐震化整備事業は、当初計画の第1期から第3期工事のうち、立体駐車場を建設する第2期工事までが完了。
 中断している第3期工事では、RC造5階建、延8949平方b規模の現庁舎を対象に、制震工法による制震プレースの設置やRC造柱等の補強などの耐震補強工事とともに、内装や建具・設備等の改修工事等を実施。さらに、現庁舎の前面に19・2b張り出してS造5階建、延6200平方b規模程度で庁舎を増築する計画。
 現庁舎については現在、内装など内部の取り壊しが終わっており今後、制震プレースの設置やRC造柱等の補強などを予定。また、現庁舎前面の増築工事(増築棟)については、杭打ちまでが完了している状況で工事現場では現在、来年1月末までの工期で汚染土壌搬出など土壌汚染対策工事が実施されている状況。 
 残工事については、当初の仕様書の内容を尊重しながら、舗装や囲障等の外構工事と造作カウンターや内部サイン等の備品工事、ガス空調工事を含め再度設計金額を算定し、適切な予算を確保すべく改めて市議会の審議に付していく考え。

提供:滋賀産業新聞