名古屋市教育委員会が2019年度予算の編成に向けた、政策的な判断が必要な事業で、各局が配分された財源とは別に要求する臨時・政策経費は96億9300万円。指定避難所の機能確保として埋設給排水管改修に3億7700万円を求める他、小学校屋外トイレの洋式化に5億5900万円を見積もった。
小中学校敷地内の埋設給排水管改修は、小学校5校中学校1校の工事と、20年度の工事に向けた設計(6校)に要する経費を要求。小学校の屋外トイレの洋式化は430カ所を対象とする。
肢体不自由学級設置校へのエレベーター整備には2億9800万円を求める。19年度は中学校2校で工事を実施し、20年度の工事に向けた設計を小学校2校、中学校1校で進める考え。
劣化が進む運動場改修は、小学校9校、中学校6校、高校1校の工事を19年度に計画。設計を行うのは小学校12校、中学校3校、高校1校。経費は3億3600万円を求める。
プール改修には2億2100万円を要求。19年度の工事は4校が対象で、20年度の工事実施に向けた設計は小学校2校と中学校2校。
春岡小学校の受水槽の耐震化に向けて、設計に要する経費100万円と20年度を期間とする、限度額2400万円の債務負担行為の設定を求める。
スポーツ施設などのトイレ洋式化は2億1400万円を要求。債務負担行為の設定は、緑スポーツセンター(期間20年度、限度額2億0100万円)と総合体育館(期間20年度、限度額2億8600万円)。
その他の要求は以下の通り。
▽野外教育センタートイレ改修=6000万円▽校舎リニューアル=25億4200万円▽学校空調更新=5億5500万円▽音楽室・図書室空調整備=2億0900万円▽公害対策空調更新=4億6000万円▽ブロック塀改修=7億0600万円▽山田高校グラウンド拡張整備=1億8600万円▽幼稚園安全対策=3400万円▽歴史文化基本構想の具体化=1億円▽図書館施設整備調査=500万円▽生涯学習センター改修=5400万円▽美術館設備改修=3700万円▽女性会館窓ガラス飛散防止=1100万円▽スポーツセンター天井落下対策=1億1100万円(債務負担行為2件)▽生涯学習センターなどブロック塀改修=1500万円▽レインボーホール改修=7000万円(債務負担行為1件)▽名古屋市体育館エレベーター整備=1000万円
提供:建通新聞社