トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社(岡山)
2018/11/30

【岡山】岡山市 可燃ごみ広域処理施設整備 年末から年始にかけて事業手法調査など業務委託へ

 岡山市は、11月補正予算案で岡山市、玉野市、久米南町の可燃ごみを一括して処理する可燃ごみ広域処理施設を整備するための業務委託費8730万円を2018年度から21年度までの債務負担行為額として設定した。委託内容は測量、地質調査、環境影響調査、施設整備計画策定、事業手法調査の5項目で、議決されれば、年末から年始にかけて、それぞれの業務の発注手続きに入る。業務によって異なるが、環境影響調査業務は18〜20年度、その他の業務はおおむね18〜21年度までの納期で作業を進める。
 建設地は、岡山市南区豊成地内の岡南環境センター敷地内。現施設を解体撤去して新施設を整備する方針で、今回の業務委託予算で20年度までに詳細な施設計画案を策定。25年度の稼働を目指し、21年度に着工し4カ年で建設する予定。事業手法についてはDBO方式(公設民営)などの導入も検討していく。施設規模は200d/日以上(100d×2炉)を想定している。
 岡南環境センター停止期間のごみ処理については、市内の当新田、東部クリーンセンターでの処理をメインに、玉野市、久米南町の施設での処理を念頭に置いている。
 14年度に策定した基本計画によると、建設費を91億円と試算。16年度末に結んだ協定で建設費の負担割合は、建設事業費をまず2市1町で均等に10%ずつ負担、残りの額は稼働がスタートする25年度時点のごみの量で負担割合を決めることにしている。

「提供:建通新聞社」