名古屋市交通局の2019年度の予算編成に向けた、主要事業や新規・拡充事業を見ると、次期経営計画案に盛り込んだ地下鉄駅リニューアルに向け、千種駅と上前津駅を対象に設計に着手する考えだ。また、名城線・名港線に可動式ホーム柵の整備を行うため36億6100万円を見積もっている。
地下鉄駅リニューアルは、駅全体の壁・床・天井・照明などを一新する計画。千種駅と上前津駅の2駅を対象とする設計に1億5800万円を見積もる。
地下鉄施設の耐震対策は、5区間を対象とする高架・地下構造物の柱補強などで、見積額は11億円。
地下鉄駅の出入り口に設置する止水版改修は、1駅10カ所で3900万円を見積もった。
伏見駅の駅ナカ事業は、19年度の開業に向けて商業施設や駅長室、授乳室、トイレ洋式化を実施する。19年度の見積額は16億1200万円。
地下鉄駅エレベーター整備は、名古屋駅と栄駅、今池駅を計画。5億8900万円を見積もる。
地下鉄駅トイレの洋式化改修は、見積額3億5500万円。工事は4駅4カ所、設計は3駅3カ所の実施を計画する。
提供:建通新聞社