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建通新聞社(東京)
2018/11/29

【東京】都 品川駅北周辺、目黒公園など都計手続開始

 東京都都市整備局は、品川駅北周辺地区の都市再生特別地区や目黒公園、南多摩尾根幹線の変更など7件の都市計画手続きを開始する。いずれも2019年2月6日に開く都市計画審議会に付議する。
 都市計画決定・変更の対象は▽品川駅北周辺地区都市再生特別地区の変更▽品川駅周辺地区地区計画の変更▽品川区戸越6丁目地内用途地域の変更▽大田区東馬込2丁目地内用途地域の変更▽第5・5・25号目黒公園の変更▽3・1・6号南多摩尾根幹線の変更▽江戸川東部篠崎付近土地区画整理事業の変更―の7件。併せて▽品川駅北周辺地区国家戦略住宅整備事業の決定▽ごみ焼却場の用途に供する特殊建築物の許可(櫻商会のエアポートクリーンセンター)―の2件を付議する。
 北品川駅北周辺地区では、品川駅と田町駅間に位置する品川車両基地跡地の約7・2f(都市再生特区の区域面積は9・5f)に、JR東日本(渋谷区)が4棟延べ床面積85万平方bの規模の大規模複合施設を新築する計画。建ぺい率や容積率、建物の高さの限度を定める。合わせて同区域を含めた品川駅周辺地区約18・3fの地区計画を変更し、公共施設や建築物の整備方針、地区施設の配置を明確化。国家戦略住宅整備事業にも位置付け、容積率や空地の要件を定める。
 戸越6丁目地内(対象面積0・7f)と大田区東馬込2丁目(同0・5f)では、都市計画道路補助第29号線の整備に合わせて沿道の用途地域を変更し、容積率などを見直す。
 目黒公園(林試の森公園、品川区小山台2丁目、目黒区下目黒5丁目)では、防災機能とレクリエーション機能を充実させるため、南側にある財務省小山台住宅跡地(約2・2f)と西側の農林水産省峰友寮跡地(0・2f)を公園区域に追加。一部区域を公園区域から除外し、12・7fだった公園面積を14・2fに拡張する。
 南多摩尾根幹線では、西側区間(多摩市聖ケ丘5丁目〜南野3丁目間)のうち「鶴牧区間」と「諏訪・永山区間」のルートをいずれも「車道南側集約案」に決定したことを踏まえ、車線数(4車線)を決定し、一部の構造形式を変更、立体交差を追加する。
 篠崎付近土地区画整理事業(江戸川区上一色1丁目、北篠崎1丁目他の約835・1f)については、補助第143号線と第142号線、第288号線に囲まれた区域で道路などの都市基盤の整備が進んだことから、南小岩1丁目、鹿骨3丁目など34・6fを施行区域から除外する。
 櫻商会の運営するエアポートクリーンセンター(大田区羽田空港3丁目)は、空港内で発生した可燃ごみを焼却する施設。空港需要の増加によりごみも増えているため、既存施設の西側に1日当たり95dの処理が可能な焼却炉を新設する。20年度に着工する予定。

提供:建通新聞社