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滋賀産業新聞
2018/11/29

【滋賀】県下水道課 高島処理区北幹線の2工区

 滋賀県琵琶湖環境部下水道課は、今年度に高島処理区高島北幹線桂中庄・境川工区及び同幹線中庄・知内工区の設計業務に取り掛かる。所管の県北部流域下水道事務所では、担当コンサルタントを近く決定(中庄・境川工区は29日、中庄・知内工区は12月17日にいずれも開札予定)し、業務を委託、来年3月末までに完了させる。工事については、順調にいけば来年度から順次、取り掛かることとなりそうだ。
 県が進めている琵琶湖流域下水道のうち高島処理区は、1990年2月に都市計画を決定し、同年9月に都市計画法・下水道法の事業認可を取得、1991年度に管渠工事に、1992年度に処理場の工事に着手し、1997年4月から一部地域で供用をスタート。流入量の増加に応じて順次増設が行われている。
 管渠のうち北幹線は、高島市新旭町饗庭字北浦を起点に、高島市マキノ町高木浜2丁目を終点とするφ900_〜500_(一部φ300_×2)×L約8690b。今回の工事の対象となるのは、この北幹線のうち境川水管橋のある南部分である桂中庄・境川工区(高島市マキノ町中庄、1997年から1999年度にかけて1条管で整備済み)と、その北側部分にある中庄・知内工区(高島市マキノ町中庄他、同)。桂・中庄工区は2条化に係る境川水管橋(高島市今津町深清水)の耐震工事と開削工法φ300_×L2050bの管布設。また中庄・知内工区は2条化に係る新保川水管橋(高島市マキノ町新保)の耐震工事と開削工法φ300_×L1610bの管布設。
 耐震を行う境川水管橋は、上部が三角ワーレントラス補剛添加形式で橋長32・9b(支管長32b)、下部は逆T式橋台(橋脚なし)で、杭は既製杭(PHC杭)。新保川水管橋は、上部がパイプビーム形式で橋長22・5b(支管長20・8b)、下部は逆T式橋台(橋脚なし)で、杭は既製杭(PHC杭)。
 いずれも具体的な工法等は設計の中で決定、今のところ施工時期については桂中庄工区が来年度、境川水管橋と新保川水管橋の耐震及び中庄・知内工区が2020年度の予定。

提供:滋賀産業新聞