花角英世新潟県知事は27日、国土交通省の石井啓一大臣、財務省の鈴木馨祐副大臣を訪ね、頻発・激甚化する自然災害に対応に向けた防災・減災対策をもう一段加速するため、特別枠を設けるなど予算の大幅な増額を要望した。
この日は、『住んでよし、訪れてよしの新潟県』を実現するため、県民生活の安全と安心を確保するとともに、活力ある新潟県を目指していると説明。その上で、拠点性向上を図るため、物流・人流のネットワークを構築する必要があると訴えた。さらに、社会資本の計画的で効果的な維持管理や補修、更新などが喫緊の課題だと指摘し、現況の整備効果などを説明したという。
主な要望は次の通り。
▽18年度社会資本整備予算の大幅な増額を図るとともに、県に対し当初予算を大きく上回る予算配分、18年度2次補正予算で防災・減災対策に必要な予算措置
▽直轄事業において、18年度当初予算配分を大きく上回るよう、特に日本海沿岸東北自動車道(朝日温海道路)、信濃川河川改修事業(大河津分水路)、航路泊地整備事業(新潟港西港区)