18年度富山県建設優良工事等表彰式が27日、富山市の富山県民会館で開かれ、受賞各社の功績をたたえた。
冒頭、石井隆一知事が「特に優秀と認められた工事で、安全面や環境面に十分配慮されて、創意工夫していただいた。今後も建設業界の皆さんと連携して、創意工夫しながら地域社会の持続的発展、県民の安全・安心な暮らし、国土・県土の強靭化に積極的に取り組んでいきたい」とあいさつした。続いて、石井知事が知事賞(10件)代表の岩崎技建、芝田聡農林水産部長が農林水産部長賞(11件)代表の宮木建設、水口功土木部長が土木部長賞(19件)代表のイカダ電設に賞状を授与した。企業局優良工事表彰や産業経済部門の建設功労表彰も行われた。
来賓の山本徹県議会副議長が「本県発展の基盤となる社会資本の整備、除雪や災害時の迅速な対応など地域への貢献に対し、深く敬意を表する。引き続き、良質な社会資本整備に尽力いただき、建設行政を取り巻く課題に対して支援、協力をお願いしたい」と祝辞。受賞者を代表して謝辞に立った佐藤鉄工の藤田泰代表取締役社長は「先人が築き上げてくれた貴重なインフラを当たり前のもとせず、そのレベルを向上し、次世代に残していくことは、後輩に対する義務。受賞を機に、さらに技術・技能の研さんに努め、インフラのレベル向上に一層努力していく」との抱負を述べた。