富士市は、4月に静岡県駿河区に移転した常葉大富士キャンパス、運動場の跡地について、大学が12月28日までに無償返還することで合意した。富士キャンパスは2019年12月末までに、運動場は7月末までに土地の現状回復を完了させることなどが盛り込まれた。11月市議会に関連議案を上程する。
内容は、富士キャンパス面積3万3820平方bと運動場面積4万8672平方bを無償で返還する。また、返還に係る登記手続きを12月28日までに完了させる。土地の現状回復は富士キャンパスは19年12月末までに、運動場は7月末までに完了すること。大学が所有する構造物を第三者に売却、無償譲渡する場合は市の承認があれば現状回復を免除することにした。売却もしくは現状回復までの期間は賃借料を請求しないなどが盛り込まれた。
同市では、第四次国土利用計画(富士市計画)の構想で、スポーツウェルネス交流ゾーンとして位置付けており、スポーツや健康増進の拠点にすることを目指している。
提供:建通新聞社
(2018/11/28)
建通新聞社 静岡支社