横須賀市は、「(仮称)中央こども園整備事業」の発注方式、公募条件を検討するため、設計事務所と施工会社を対象に意見募集を始めた。事業者と相互理解を図り、事業者のノウハウを取り込みやすい発注方式を取りまとめるとともに、事業者が参加しやすい公募条件を整理するのが目的で、対象は建設工事、建設工事関連業務委託に登録されている者など。12月5日までにアンケート調査によりヒアリングする。
横須賀市の「(仮称)中央こども園」は、老朽化した上町保育園と鶴が丘保育園を統合し、横須賀中央地区に子育て支援機能を併せ持つ拠点施設として整備を検討しているもの。建設予定地は新港町1ノ3の市有地。2018年度予算発表時点では、18年度に地質調査、測量などを実施し、19年度にも設計と施工を一括して発注する方向で検討、20年度から工事に着手し、21年度の完成、22年度の開園を目指すとしていた。
上町保育園の所在地は佐野町1ノ20で利用定員100人。また鶴が丘保育園の所在地は鶴が丘2ノ3ノ1で、利用定員50人。両園を統合する「(仮称)中央こども園」の規模は135人程度を想定しており、横須賀再興プランでは18年度から21年度までの事業費を8億2774万円としている。
また、こども園整備事業は、国土交通省が地方自治体の入札契約制度見直しを支援する「入札契約改善推進」に選定されており、横須賀市はCM方式などの導入を検討することになっている。
提供:建通新聞社