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鹿児島建設新聞
2018/11/27

【鹿児島】県内市町村庁舎計画/姶良市本庁舎設計、来年2月にもプロポ

無題 市町村が計画する庁舎整備に向けた今後の動きをまとめた。基本構想・計画を策定した姶良市複合庁舎は、本庁舎建設の設計委託に向け、早ければ2019年2月にもプロポーザルを公告予定。離島では5町村で計画策定に向けた取り組みなどを進めており、徳之島町では年内に基本構想を確定させ、来年8月に設計業者選定のプロポーザルを公告する見通し。大隅・財部の2支所建て替えを求める答申を行った曽於市では、最終的な方向性の決定に注目が集まる。

 加治木・蒲生の2総合支所に先立ち着手する姶良市本庁舎は、延床面積1万2000u程度、建設費は約60億円を想定。19年5月にも業者を選定し、2カ年で設計を進め、21年度から23年度にかけて整備を行う。
 離島では同町のほか、建て替えの基本構想を策定した知名町が19年3月までに計画案をまとめ、6月にも指名競争入札で基本設計を発注する見通し。伊仙町では、旧徳之島農高跡地利活用方針策定と併せて、新庁舎の基本構想・計画策定に着手。宇検村は、今年度内にも建て替えのスケジュール(案)を明らかにするほか、耐震補強だけでは難しいと判断した大和村は、早ければ年度内に改修か建て替えかのどちらかに決める。
 具体的に進んでいる自治体は、垂水市が20年度、指宿市の山川庁舎が来年度の着工に向けて設計に着手。出水市は、高尾野と野田支所の建て替えに向け12月14日までの期限で基本・実施設計を進めており、来年8月ごろから同時期に整備に入る。
 このほか、基本構想案などの意見交換を進めてきた伊佐市が、検討会を重ねており、意見を市長に答申した。パブリックコメントなどを経て、順調にいけば19年度にも基本設計に着手したい考え。また、南九州市は市民検討委員会の提言を踏まえ、知覧農業振興センターを新庁舎建設地とする方針を固め、今後庁内で先進地を視察するなどさらなる検討を進める。

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