磯田達伸長岡市長は26日の会見で、「醸造のまち・摂田屋」の整備に関する中間報告を行った。
計画では、摂田屋4丁目地内にある国の登録有形文化財に指定されている「機那サフラン酒本舗」の土地・建物を活用し、歴史的建造物や庭園の特徴を生かして再整備を図るもの。
敷地面積は約9000平方メートルで、敷地内の既存建築物は10棟。19年度に駐車場・トイレ整備などを行い、20年度の暫定オープンを予定。引き続き、21年度から国からの交付金に応じた建物群の順次改修を行い、25年度の全体完成、オープンを目指す。10棟すべての改修工事を実施した場合の概算事業費は約10億5000万円を見込んでいる。
磯田市長は、「25年度までの改修を予定しているが、国の交付金申請の兼ね合いもあるので、それ以降のオープンの可能性もある」と話した。
また、全体計画策定は、ナスカ(東京都新宿区)が担当し、19年3月29日までにとりまとめる。