旭市は30日に開会する12月定例議会に、一般会計37億4500万円を増額する補正予算案を上程する。補正予算では、新庁舎建設事業に2018〜20年度の3か年継続費57億5300万円を設定したほか、小中学校施設改修事業費11億2302万円を計上し、小中学校の普通教室にエアコンを設置する。また、社会体育施設改修事業に3億114万円を措置。総合体育館の屋根及び外壁の改修工事を実施する。
新庁舎建設事業は、来年10月に消費税が10%に引き上げられることから消費税の経過措置適用による事業費縮減を図るため、本年度中の契約締結を目指す。
予算可決後、来年1月に一般競争入札を公告し、3月議会での契約承認を目指す。工事は建築本体と電気設備、機械設備の3件分離で、いずれもJVとなる見通し。
新庁舎の建設場所はニの2132番地先。敷地面積は約9857u。建物規模はS造地下1階地上5階(屋上塔)建て延べ約1万2900u(建築面積約3700u)。最高高さ約26m。建築構造は耐震構造を採用。設計は横河建築設計事務所(東京都品川区上大崎2―25―2)が担当。
また、小中学校のエアコン設置は、小学校15校と中学校5校の普通教室及び特別教室等にエアコンを設置するため、実施設計費及び工事費を措置した。小中学校の内訳は小学校7億5185万2000円、中学校3億7117万6000円。
一方、社会体育施設改修事業は、施設の適正管理と長寿命化を図るため、総合体育館の屋根及び外壁改修工事を実施する。
総合体育館は1997年の竣工。建物規模はRC造一部S造2階建て延べ約5921u。設計は網中建築設計事務所(旭市東足洗1428)が担当。
補正予算の主な内容は次の通り。
【総務費】
▽新庁舎建設工事=22億9400万円
【農林水産業費】
▽農業災害対策支援事業補助金=1800万円。台風24号により被災した農業用施設等の再建、修繕等に助成
【教育費】
▽小学校施設改修事業=7億5185万2000円。@設計・監理委託3377万2000円A校舎等改修工事7億1808万円▽中学校施設改修事業=3億7117万6000円。@設計・監理委託1477万6000円A校舎等改修工事3億5640万円▽社会体育施設改修事業=3億114万8000円。@設計・監理委託587万6000円A体育館改修工事2億9527万2000円
【継続費】
▽新庁舎建設事業=57億5300万円(18年度22億9400万円、19年度1800万円、20年度34億4100万円)