花角英世新潟県知事は22日、定例記者会見を開き、観光施策の推進体制を強化するため、19年4月1日から観光局を設置すると発表した。
この中で、花角知事は12月5日開会の12月県議会に条例案を上程するとし「交流人口の拡大、インバウンド(外国人観光客)に対し、より強力に取り組めるようにしたい」と語った。その上で「局に独立させることで意思決定が迅速になり、局長に予算を含めた権限を持たせたい」と説明。観光の実情に触れ「新潟はまだまだ伸びしろがある。魅力をもっと発信し、それが届くよう努力したい。レベルを上げた観光づくり、行政としても組織体制を検討していきたい」と述べた。人員などについては今後検討するという。現行、観光局は産業労働観光部内に設置されている。
また、日産グループの一連の報道を受け、県内経済の影響では「ただちに影響が出るか分からないが懸念される」と危ぐするとともに、「県内では19社程度が取引きをしている。グループ全体でみれば小さいかもしれないが、2次、3次的なつながりで影響が出ないか注視していく」との認識を示した。