福井労働局の嶋田悦郎局長は22日、IHIインフラ建設(徳山貴信社長)の工事現場を訪問した。
はじめに大野市朝日の同社工事現場事務所で、事務所代表と発注者の近畿地方整備局、および福井県土木部と意見交換を行った。同事務所の冨田隆司所長は全工期週休2日制導入やICT活用による生産性向上などの取り組みを説明。建設業の労働環境改善への意欲を示した。
続いて、整備局の中矢剛氏は週休2日制確保の評価制度や、受注者が余裕期間内で工期を選択できる制度を説明。県からは4週6休・8休制の場合に入札参加資格審査に加点される制度などを紹介。また、嶋田局長は「これらの取り組みが県内全域に広まってほしい」と願いを込めて語った。
その後、一同は市内下山の大野油坂道路九頭竜川橋上部工事現場へ移動。現地を視察し、これまでの成果を確認した。