全国情報ネットワーク：各地域で信頼される専門紙33紙で構成

　金沢市は、雨水幹線の適正な維持管理に向け、昨年度から下水道（雨水）管渠ストックマネジメント計画の策定作業を進めており、今年度内の完了を目指している。
　同計画は、下水道施設の今後の老朽化の進展状況を長期的な視点で考慮し、リスク評価による長寿命化対策の優先順位付けを行ったうえで、施設の点検・改築を実施し、施設管理の最適化を図ることを狙いとする。
　市は計画の導入で、適正な点検調査により下水道施設の不具合発生を未然に防止できるなど、施設の安全性確保や良好な施設状態の維持が可能とする。また、改築の優先度にメリハリを付けることで、施設全体のライフサイクルコストの削減や平準化といった効果もあるという。
　計画の対象施設は雨水幹線２０キロ。市は昨年度と今年度の２カ年で、各１０キロの管内調査を進めており、年度内に維持管理の方針などを盛り込んだ計画を策定する。来年度以降、計画に基づき改築工事を進める。
　調査個所は次の通り。
【１７年度】　▽金腐雨水幹線▽神宮寺雨水幹線▽鳴和雨水幹線▽東山雨水幹線▽八幡雨水幹線▽暁町雨水幹線▽源太郎放水路▽桜町雨水幹線▽御影放水路▽鞍月雨水幹線▽菊川第一号雨水幹線▽城南３号雨水幹線▽光ヶ丘２号雨水幹線
【１８年度】　▽駅西第一雨水１号幹線▽駅西第二雨水１号幹線▽駅西第二雨水４号幹線▽横山町雨水幹線▽幸町雨水幹線▽玉鉾１号雨水幹線▽玉鉾２号雨水幹線▽玉鉾３号雨水幹線▽増泉１号雨水幹線▽増泉３号雨水幹線▽沼田雨水幹線▽瀬木川雨水幹線▽横川雨水幹線▽額谷１号雨水幹線▽額谷２号雨水幹線