富士宮市は、11月補正予算案で小中学校校舎に空調設備を設置する事業費総額33億0540万円を、2019年度への繰越明許費に設定した。現在、19年3月25日の納期で設計を富士設計(富士宮市)に委託しており、熱源(電気またはガス)や機器の選定、高圧受変電設備の状況、効率的な管理手法などを調査し、具体的な設置数などを決めている。
計画では、設計の完了した校舎を設置数などの規模や地域を考慮しながら、まとめて18年度に一部工事発注する見通し。小学校への設置を先行する方針で、19年の夏には出来る限りの学校でエアコンを稼働できるように設置する。
同事業の対象は、小学校22校と中学校13校の合計35校の合計854室。小学校の内訳は普通教室279室、特別教室137室、管理緒室48室、給食受入室19室、その他39室、児童クラブ3室の合計525室。中学校の内訳は普通教室131室、特別教室109室、管理緒室33室、給食受入室12室、その他44室の合計329室。
11月14日の定例会見で須藤秀忠市長は「子どものためには何としても設置したいという思いもあり、議会からの要望も強かった。一番の問題は19年7月に設置が間に合うか。方法を内部で検討している」と述べた。
提供:建通新聞社
(2018/11/26)
建通新聞社 静岡支社