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建通新聞社(東京)
2018/11/26

【東京】都 都立高校改革、新実施計画第2次骨子まとめ

 東京都教育庁は2019〜21年度を計画期間とする「都立高校改革推進計画・新実施計画(第2次)」の骨子をまとめた。現行計画に基づく新国際高校や立川地区チャレンジスクール設置などの取り組みを推進するとともに、小山台高校や立川高校の夜間定時制課程を閉鎖する。大島海洋高校では国際科を水産科に、五日市高校では商業科を普通科に改編する。都民意見の反映手続きを経て行政計画として確定し、配置計画や学科改編に沿った施設整備などを進める。
 新実施計画(第2次)の配置計画では、18年度までを期間とする現行計画に沿って▽小中高一貫教育校の設置(立川国際中等教育学校への付属小学部新設、22年度開校)▽赤羽商業高校の改編による家庭・福祉高校の設置(21年度開校)▽旧東京都職員白金住宅跡地への新国際高校の設置(開校時期未定)▽荒川商業高校の改編による足立地区チャレンジスクールの設置(22年度開校)▽旧多摩教育センター跡地への立川地区チャレンジスクール設置(23年度開校)―を推進することとし、今後、これらの施設整備に順次着手する。
 また、全日制課程と定時制課程を併置している学校で、夜間定時制を廃止(閉課程)する。対象は雪谷(20年度廃止)と江北(21年度廃止)、小山台(時期未定)、立川(時期未定)の4校。
 また、学科の改編として、立川高校の普通科の一部を理数科に改編(22年度)する他、大島海洋国際高校の国際科を水産科に改編(時期未定)する。五日市高校では商業科を閉科し、普通科に改編(定時制は19年度、全日制は20年度)する。多摩地区での理数科の設置状況を踏まえ、23区内でも理数科の設置を検討する。
 さらに、中高一貫教育校である▽白鴎▽両国▽富士▽大泉▽武蔵―の5校については、高校段階での生徒募集を停止し、中学校段階での生徒募集の規模拡大を検討する。

提供:建通新聞社