岐阜県岐阜土木事務所は、扶桑各務原線の新愛岐大橋(仮称)の建設で2019年度以降、14基の橋脚を年に1〜2基程度ずつ整備していく予定だ。18年度は初弾工事として橋台工に着手した。
同橋は、橋長870b、幅員12・5〜15・5b(片側1車線片側歩道)で、橋種が鋼3径間連続合成細幅箱桁橋、鋼6径間連続合成少数主桁橋×2。箱桁橋は愛知県側で橋長162b、主桁橋の中央部が橋長356bで、岐阜県側が橋長352bとなる。
橋脚は全14基で、高さが20b程度。ニューマチックケーソン工法で整備していく。18年度に整備しているA2橋台は堤防外に整備するため県が施工しているが、愛知県側の橋台については木曽川の堤防に整備するため、国土交通省木曽川上流河川事務所に委託する予定だ。道路規格は第3種第2級。
岐阜県と愛知県はこれまでにも県境を流れる木曽川に、共同で橋梁ごとに施工を分担してきた。同橋は岐阜県が主体となって施工する。
1999年に高規格道路「岐阜南部横断ハイウェイ」の枝線として位置付け、04年に都市計画決定、05年に岐阜県側の用地買収に着手した。
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建通新聞社