新潟市の中原八一市長が20日、県庁に花角英世知事を訪問し、拠点化に向けたまちづくりへ協力を求めた。
19日の就任後、初めての面談。知事室に中原市長を迎え入れた花角知事は「就任おめでとうございます」と歓迎し、握手を交わした。中原市長は「今年はお互いに激動の年となった。国と県、市が一直線となって、明るい新潟を目指したい」と呼び掛けた。
その後の会談は非公開で行われ、終了後に中原市長が取材に応じた。中原市長は「初めてのことなのでどうしたら良いかアドバイスをもらった」と話し、知事からトップの心構えとして決断力の重要性について助言を受けたと振り返った。今後の施策として新潟市の拠点化に向けた交流人口の拡大や、新潟空港の活性化、新潟駅の整備に協力して取り組んでいく方針を確認し、「機会があればこれらの施設を一緒に視察したい」と提案。知事からも同意が得られたという。
この他、県と市の関係強化に向けて、実務者レベルによる協議の頻度をこれまでよりも高めることを提案した。中原市長は「明るい花角知事とともに、明るい新潟を目指して進んでいきたい」と笑顔で語った。