東京都都市整備局東部住宅建設事務所は「都営荒川七丁目仲道団地基本設計」を都市環境設計(渋谷区)、「都営花畑八丁目団地基本設計」を浦野設計(文京区)にそれぞれ委託する。いずれもプロポーザル方式で選定し、11月20日の見積もり合わせで両社の提示額で契約することを決めた。老朽化した既存アパートを解体撤去し、荒川七丁目は270戸程度、花畑八丁目は670戸程度の規模の住宅に建て替える計画。21日に随意契約を結んで設計作業に着手する。
荒川七丁目仲道団地は、1972〜75年に建設した都営荒川七丁目仲道アパート(荒川区荒川7ノ8、敷地面積約9700平方b)を建て替えて整備する。既存の1〜3号棟(計252戸)を解体撤去し、その跡地に鉄筋コンクリート造で約270戸の規模の住宅を新築する。付帯施設として集会所(70平方b)や駐輪場、駐車場、ごみ保管施設などを配置する。
敷地の用途地域は準工業で、建ぺい率80%、容積率300%。基本設計の履行期間は契約日から75日間。契約予定額(税込み)は1026万円。
一方、花畑八丁目団地は都営花畑第4アパート(足立区花畑8ノ3他、敷地面積約6万2500平方b)を建て替えて整備する。1971年に完成した1〜22号棟(計1004戸)を全て解体し、鉄筋コンクリート造の住宅約670戸を段階的に建設する。付帯施設として集会所(150平方b)や駐輪場、駐車場、ごみ保管施設を設置する。既存アパート内にある保育園は移転し、店舗は都が買い取る予定。
敷地の用途地域は第1種中高層住居専用で、建ぺい率60%、容積率200%。基本設計の履行期間は90日間。契約予定額は1252万8000円。
提供:建通新聞社