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建通新聞社(神奈川)
2018/11/21

【神奈川】県の11月補正予算案 台風被害に4・8億

 神奈川県は11月20日、2018年度11月補正予算案の概要を公表した。台風24号による被害対応に4億8361万円を充てた他、もみじ坂景観改善工事費として3500万円を計上。景観改善については、期間18〜19年度で総額2億0900万円の継続費を設定する。
 補正予算は一般会計に18億2000万円を追加計上。18年度の全会計予算総額を前年度11月比21・7%増の3兆9898億2900万円とする。このうち一般会計予算は1兆8352億6300万円で、5・6%の減少となる。
 台風24号被害への対応のうち4億0913万円は、農畜産物の生産に必要な施設の再建・修繕に向ける。市町村を通じて補助するもので、県補助率は対象経費の2割。
 残る8448万円(既決予算額1000万円を含む)は現年災害復旧費。破損した清水下頭首工(相模原市中央区田名)の復旧工事に充てる方針だ。
 もみじ坂景観改善工事は、前川國男氏が設計した横浜市西区紅葉ケ丘地域にある県有施設の魅力向上を目指す取り組み。にぎわいの創出につなげるため、ラグビーワールドカップ2019までに工事を実施する。
 事業対象地は、県立青少年センター前の駐車場など3845平方b。駐車場の一部を改修し、開放感のある多目的利用が可能な広場を整備する。この他、地下通路(アンダーパス)の埋め立てとL字型階段の設置、遊歩道の整備、前川建築の意匠を生かしたデザインの外灯設置などを行う。
 19年2月まで業者選定手続きなどを行った後、同年3月から8月まで工事を進める予定。

提供:建通新聞社