愛知県建設部は、主要地方道知多東浦線の道路事業について、事業評価監視委員会から事業着手の了承を得た。名鉄河和線をまたぐ高架区間を含むバイパス(BP)整備を行う。2021年度の着工を目指し、調査・設計や用地補償を進める。
知多東浦線は、知多市から東浦町に至る、東西の幹線道路。名古屋港や知多市中心部から、知多半島道路の東浦知多インターチェンジのアクセス道路としても重要な路線となっている。対象区間は、知多市八幡〜東浦町緒川。現道は幅員が狭く、歩道も設置されていない。また、緒川新田交差点や、名鉄河和線と交差する八幡新田3号踏切では、慢性的に渋滞が発生し、主要渋滞箇所に指定されている。そこで、BP整備を計画した。
延長は1・2`で、このうち154bは高架化し、名鉄河和線をまたぐ橋梁部となる。2車線、幅員18・5bの道路を整備する。
18年度は地元説明会を順次開催しており、19年度から調査・設計、用地補償を進め、21年度に着工する予定。30年度の事業完了を目指す。
総事業費は55億2000万円を想定している。内訳は工事費が26億9000万円、用地補償費が25億6000万円、設計委託費などその他の費用が2億7000万円。
提供:建通新聞社