東京都都市整備局東部住宅建設事務所は11月16日、「都営南馬込三丁目団地(第3期)基本設計」「都営小笠原清瀬団地基本設計及び集会所除却設計」の2件の設計者選定に伴うプロポーザル手続きを開始する。いずれも老朽化した木造簡易耐火構造の住宅を除却し、南馬込は20戸程度、小笠原清瀬は30戸程度の規模で建て替える計画。ともに26日〜12月6日に参加表明書と技術提案書を受け付け、提案内容の審査とヒアリングを行って設計者を特定。2019年1月23日の見積もり合わせを経て業務を委託する。
南馬込三丁目団地は、1955年完成の都営馬込第2アパート(大田区南馬込3ノ35)を建て替えて整備している。第1期事業は完了して入居を開始しており、現在は第2期事業の工事を進めている。
最終となる今回の第3期では、既存の1〜5号棟(計18戸)を解体除却し、その跡地に鉄筋コンクリート造で約20戸の住宅を新築する。付帯施設として集会所(70平方b)や駐輪場、駐車場、ポンプ室なども整備する。
事業区域の面積は約2000平方b。用途地域は第1種低層住居専用で、建ぺい率50%、容積率100%。敷地内に大きな高低差があるため、擁壁改修を含めた高低差処理の提案を求める。
履行期間は契約日から75日間。参考業務規模(税込み)は400万円程度。
一方、小笠原清瀬団地は、都営小笠原清瀬アパート(小笠原村父島字清瀬97ノ4他)を建て替えて整備する。1973年に完成した既存の15棟(計30戸)を解体し、跡地に鉄筋コンクリート造で約30戸の住宅を建設する。集会所(70平方b)や駐輪場、駐車場、ポンプ室なども配置する。
敷地面積は約1万0200平方b。いわゆる未線引きで用地地域の指定はないが、建ぺい率70%、容積率200%。
履行期間は180日間。参考業務規模は1200万円程度。
提供:建通新聞社