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北陸工業新聞社
2018/11/15

【新潟】休日確保へ解決策探る/日空衛、電設協と整備局/意見交換会開く 

 日本空調衛生工事業協会北陸支部(柿本自如支部長)、日本電設工業協会北陸支部(矢野茂支部長)と北陸地方整備局との意見交換会が13日、新潟市中央区で開かれ、担い手確保や週休2日の取り組みなどについて実態を踏まえながら課題を抽出した。
 冒頭、あいさつに立った矢野支部長は「協会が策定した働き方改革基本方針に基づき、長時間労働の是正や担い手の確保育成、生産性の向上などに取り組んでいる。今日の意見を参考に、業界を挙げてさらなる対策を講じ厳しい状況を乗り切りたい」と語った。また、山田稔営繕部長は「週休2日の取り組みが強く求められている。生の声を直に聞く機会は貴重であり、課題の共通認識を持って解決へ進めたい」と述べた。
 意見交換では、協会が働き方改革の市町村への普及促進や、業界のイメージアップの取り組みなどの議題を提示。担い手確保の実態調査についての報告も行った。それによると、退職者のうち40%が20代で、待遇改善による魅力アップが急務の状況にあるとする。
 協会の意見として、週休2日を進める上での問題となっているのが、設備工事は建築工事の後工程であるため遅れによるしわ寄せが避けられないこと。工期に間に合わせるためにはどうしても休日出勤せざるを得ず、事前の工程管理で調整を行っても完全な確保は難しいという。協会は、トップの国が休日の確保を徹底することで、県や市町村、民間まで動きが広がることを期待しているとし、整備局もこれに応えたいと返答した。

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