一般社団法人日本グラウト協会北陸支部(浅井勝支部長)は13日、土木工事における安全性向上に期待が高まる地盤注入技術の説明会を開催した。福井県内は初となる。
参加者はコンサル関係を中心に行政、建設会社の計約120人で、熱心に聴講。会場は福井市手寄1丁目のアオッサで。
まず、県土木部の西出俊亮技幹が特別講演。中部縦貫自動車道の整備状況をはじめダムや河川、砂防、災害対応など県内における土木行政の現状と最近の話題を話した。
本講は、同協会の西寿三男技術副委員長がジェットグラウト工法の原理と設計の基本を紹介。また横井一秀技術委員長が薬液注入工法のメカニズムと設計の基本に関し新工法事例も多数取り上げアピールした。
都市土木の地下工事の補助工法として、近年は本工事に等しく大きな役割が求められる状況を強調した。協会では地盤注入(グラウティング)関連の技術開発と品質向上に努めている。