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建通新聞社
2018/11/15

【大阪】動物園前駅リニューアル 設計に着手

大阪市高速電気軌道(大阪メトロ)は、「御堂筋線動物園前駅」と「堺筋線動物園前駅」の大規模リニューアルに向け、まもなく基本・実施設計に着手する。委託先を決める公募型プロポーザルを実施したが、同社では「約10社から提案があったが結果は非公表」としている。設計業務は2019年10月ごろに完了する見込みだ。
 両線の動物園前駅は、大阪市西成区太子1ノ6ノ12に位置。延べ床面積は御堂筋線が6685平方b、堺筋線が9984平方b。両駅ともリニューアルに伴う建築工事、機械設備工事、電気設備工事、鉄道電力工事、鉄道通信工事などを予定。工事費で16億3700万円を見込んでいる。
 大阪メトロは、4月に大阪市交通局が民営化して発足。今後、同様のコンセプトで地下鉄主要駅のリニューアルを進めていく考えだ。
 7月に公表した中期経営計画によると、24年度までに御堂筋線9駅、中央線6駅をリニューアルする計画。総投資額は200億円を見込む。
 対象駅(かっこ内は完了年度)は御堂筋線が▽梅田(18年)▽新大阪(19年)▽中津(同)▽心斎橋(20年)▽動物園前(21年)▽淀屋橋(24年)▽本町(同)▽大国町(同)▽天王寺(同)―。中央線が▽大阪港(21年)▽堺筋本町(同)▽弁天町(22年)▽本町(24年)▽谷町四丁目(同)▽森ノ宮(同)―となっている。