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鹿児島建設新聞
2018/11/14

【鹿児島】鴨池中央港区線公有水面埋立/来年度初めにも着工

 国土交通省九州地方整備局は、鹿児島港臨港道路「鴨池中央港区線」で公有水面埋め立てを計画している。面積は2万5775.28uで、海上から作業船を用いて早ければ2019年度初めにも着工する。港湾管理者の県に対し承認を出願。工期は約3年7カ月を見込む。 
 護岸構造は、大半が経済性に優れているセルラーブロック(695.36m)で構成。南側の既設護岸と接続する部分は、方塊ブロック(9m)と場所打ちコンクリート(12.34m)を用いる。全体面積は4412.77u。 
 施行順序は、南側護岸から行い、既設護岸と接続して北側に延伸し、護岸全体を概成させる。外海と遮断して購入する雑石(5〜100kg)を埋立土砂として投入する。 
 支障となる既設護岸の消波ブロック(5.5t型、8t型)は、起重機船により撤去。流用可能なブロックについては、被覆石および被覆ブロックの設置後に消波工の一部に流用する。 
 公共施設は、排水路(1.2m×1.5m×約95m)と雨水排水路(φ1m×約95m)を道路用地地下を通り陸側の既設排水路等に接続する。 
 道路幅員は、4車線に自転車歩行者道、中央帯、管理用道路等も含め計29mあり、面積は2万1816.06u(埋立区域外435.55u含む)となる。 
 同線の全体延長は約2400m。内訳は陸上部(約400m)と橋梁部(約1100m)、埋立部・陸上部(約900m)で構成。鴨池港区側の取付個所は、詳細設計と交差点予備設計を委託する手続きを進めている。履行期間は2019年3月25日まで。 
 橋梁の上部工部分は、3径間PC橋2基と中央部の6径間鋼橋1基の計3基、下部工は橋台2基、橋脚11基で構成。桁下空間は8mの高さを確保し小型船舶に対応している。

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