建通新聞社
2018/11/14
【大阪】長居公園MS スポーツ施設新設などを提案
大阪市は、長居公園の活性化に向けたマーケット・サウンディング調査を実施し、民間事業者8者との対話結果を公表した。8者からはスポーツ施設や飲食施設、グランピング施設などの新設整備に関する提案の他、既存スポーツ施設の増設などに関する提案があった。
長居公園は大阪市東住吉区に位置する全体面積約65・7fの都市基幹公園。長居陸上競技場(ヤンマースタジアム長居)などのスポーツ施設、緑地広場、自然史博物館などで構成しており、市民のスポーツ・レクリエーションや憩いの場として親しまれている。
民間事業者からは、新規施設として▽スポーツ施設▽レストラン・カフェ▽グランピング施設、体験農園▽屋内型遊戯施設、アスレチック施設▽温浴施設―などの整備提案があった他、既存スポーツ施設の増設・機能拡充・移設など、既存施設を生かした提案もあった。
また、管理運営制度に関しては、指定管理者制度と設置管理許可制度との組み合わせ、事業期間については約20年間とする提案が大半を占めた。
同公園では、2008年度から指定管理者制度を導入し、民間事業者による一体的な管理運営を行ってきた。20年度に現指定管理者による管理運営期間が終了することから、事前に民間事業者のアイデアを募っていた。
同公園への民間活力の導入が実現すれば、市内では大阪城公園、天王寺公園、鶴見緑地(2019年度に民間事業者募集を予定)に続き4例目となる。