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建通新聞社(東京)
2018/11/14

【東京】都 戸山地区特支新築、基本計画作成へ

 東京都教育庁は、戸山地区学園特別支援学校の新築に伴う基本計画の作成作業に着手するため、希望制指名競争入札による業務委託手続きを開始した。既存の都有施設である心身障害者福祉センターなどを解体し、その跡地に延べ床面積約2万4000平方bの規模で新たな校舎などを建設する計画。11月16日まで希望申請を受け付け、12月4日に開札して委託先を決定。施設整備に関する課題を整理し、基本設計の委託に向けた条件を整える。
 戸山地区学園特支は、知的障害教育部門の小学部・中学部・高等部と、肢体不自由教育部門の高等部で構成する。都は当初、市ケ谷商業高校(新宿区矢来町)の跡地を活用して新設する予定だったが、その方針を変更。都立心身障害者福祉センター(新宿区戸山3ノ17ノ2、敷地面積9760平方b)と財務局戸山庁舎(敷地面積3089平方b)を解体し、その跡地に校舎などを新設する計画。
 定員は知的障害の小学部73人(14学級)、中学部48人(9学級)、高等部286人(37学級)と、肢体不自由の高等部40人(10学級)を想定。建物の必要規模を延べ床面積2万4609平方bに設定し、普通教室60室や音楽室、図工室、実習室、更衣室、多目的室、職員室、体育室、食堂、給食室などを配置する。
 今回委託する基本計画作成作業の中で、高低差のある敷地の現況や法規制などを整理し、大まかな施設の配置や規模、施工手順などを固め、概算工事費を算出する。納期は2019年3月8日。
 心身障害者福祉センターについては既に機能を別の施設に移転しており、18〜19年度に解体する計画。その後、基本設計と実施設計を3カ年、工事を3カ年かけて実施する。26年度の開校を目指している。

提供:建通新聞社