西日本豪雨などの災害復旧事業費を追加する政府の2018年度補正予算が、11月7日の参院本会議で可決、成立した。一般会計に9356億円を計上、被災地の復旧・復興に7275億円、公立小中学校のエアコン設置とブロック塀対策に1081億円などを盛り込んだ。
公共土木施設の災害復旧では、西日本豪雨での被災地に2319億円、北海道胆振東部地震の被災地に766億円、台風21号・大阪北部地震などに433億円を計上した。公立小中学校のエアコン設置には822億円、ブロック塀対策には259億円を充てる。
四国関係では6億8200万円(直轄4億7100万円、補助等関係2億1100万円)が配分された。このうち、「平成30年7月豪雨」への対応では3億8200万円を配分。
流木などの漂流物の回収を実施した、海洋環境整備船の運航経費などの補填(ほてん)と故障箇所の修理に1億7100万円、被災者の住まいを早期に確保するため、補助等関係で愛媛県による災害公営住宅整備を支援するための経費に2億1100万円を充てる。
また、台風21号により流出したGPS波浪計(徳島県海陽沖)の復旧のための経費に直轄で3億円を配分した。
提供:建通新聞社