栗東市は、小野地先で整備を予定する都市計画公園「栗東市健康運動公園」について、24年に滋賀県で開かれる国体での馬術の競技会場に立候補するか、今後庁内で慎重に協議し方針を決めたい考えだ。10月に無投票で3期目就任となった野村昌弘市長が誘致が可能か検討したい旨を表明しているためで、立候補し内定すればプレ大会の開催までに急ピッチで整備を行う可能性も。
滋賀県で開かれる第79回国体の馬術競技については会場は決まっておらす、県内自治体からの立候補も現時点では行われていない。
市では、同公園については公園ノウハウを持つ独立行政法人都市再生機構西日本支社西日本公園事務所(UR都市機構)を相手方に基本設計一式を委託する協定を締結済みで、同事務所からプレック研究所に委託された基本設計が今年度中にまとまる見通し。実施設計は19年度中に再度URへ委託し発注とみられるが委託の有無や手法、整備年度ともに現時点では決まっていない。
都市計画公園「栗東市健康運動公園」は、栗東市小野96―1の市有地9f(現況・林約3f、ため池約1f)―を用地に昭和60年代に都市計画決定され、財政事情等で未着手の状態。URに委託中の基本設計では、ため池等と一体的な空間整備とし、植栽、園路(ホーストレイル、遊歩道)、放牧場、各種遊具、建築物(情報発信施設、厩舎、簡易宿舎、屋内馬場、管理棟ほか)―など、「馬のまち栗東市」の特色を持つ機能を施設内容に盛り込む方針。
事業費は、基本設計委託費と関連経費を合わせ3500万円を19年度までの債務負担行為で措置している。
提供:滋賀産業新聞