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北陸工業新聞社
2018/11/12

【富山】女性の働き方、活躍推進考える/生コン工組が経営者研修会 

 富山県生コンクリート工業組合(酒井正人理事長)は9日、富山市内のホテルで、18年度経営者研修会を開催した。女性講師2名の講演で女性の多様な働き方、ドボジョの活躍推進を考えるとともに、女性中心のスイーツビュッフェスタイルの交流会も開き、活発に意見交換した。
 研修会には、定員を大きく上回る150人が出席。主な参加者は、組合員企業と協同組合の役職員のほか、セメントや骨材販売の関係団体、県とネクスコ中日本、県測量設計業協会と県建設業協会の会員企業、県立大学と富山大学の女子学生で、女性の出席者が半分以上を占めた。
 会の冒頭、酒井理事長が「当組合は今年で設立40年目。生コンの品質向上と安定供給に努めてきた。毎年の経営者研修会で、いろんな勉強をしてきたが、今年は女性を主とした多様な働き方がテーマ。富山県の女性就業率は高く、今後は管理職も増えると思うが、その時にはジャンプしなくてはならない大きな溝がある。今日の講演で、素晴らしい人生が送れるヒントをつかんでいただければ大変幸せ」とあいさつ。
 研修会の第1部では、キャリアオフィスみのわ代表の蓑輪紀子氏が、多様な働き方の実現「本気の女活」とは〜組織と個人のwell―beingのために〜を演題に講演。第2部では、鹿島土木管理本部ダイバーシティ・働き方改革担当部長の須田久美子氏が講師を務め、「ドボジョの働き方と、コンクリートに関わる業界全体の女性活躍推進について」をテーマに、仕事を続けるコツなどを具体的に紹介した。
 終了後、講師を囲む交流会も開催。同工業組合の大愛富美子副理事長が、「建設業で働く女性は増えつつあるが、現状をしっかり踏まえ、次の世代につなげたい。限りのある時間だが楽しんでいただき、明日からの活力としてほしい」とあいさつ。会場の8割を女性が占める中、スイーツを食べながら、交流を深めた。

hokuriku