建通新聞社
2018/11/09
【大阪】大阪メトロ 保有資産活用を本格化
大阪市高速電気軌道(大阪メトロ)は、民営化後の主要な取り組みの一つに位置付けた「沿線の都市開発を軸とした新たな成長」の一環で、沿線駅近にある保有資産の有効活用と早期の収益化に本格的に乗り出す。初弾物件として、南森町駅と弁天町駅近くでマンション開発を決定、年内の着工を目指す。朝潮橋駅前の元官舎を賃貸マンションに改修する計画に続き、保有資産を新たに開発する計画にも着手する。
7月に発表した2018〜24年の中期経営計画では「未活用の保有資産を開発し早期に収益化を図る」ことを掲げた。環状線内の好立地資産を中心に賃貸マンションやオフィスビル賃貸、店舗賃貸事業を展開する方針。22〜24年度の期間までに未活用資産8カ所の開発を完了するとしている。